当院のリハビリ中止基準について

①訓練を行わない方がよい場合

・安静時脈拍 120/分以上

・安静時SpO2 90%以下

・安静時拡張期血圧 120mmHg以上

・安静時収縮期血圧 200mmHg以上

・安静時収縮期血圧   90mmHg以下

・めまい,嘔気があるもの

・普段と比較して,明らかに低い血圧(例:普段収縮期血圧110mmHg台の方が,90mmHg台など)

・安静時,または動く際に胸部痛,胸の締め付け,圧迫感があるもの

・うっ血性心不全の所見(呼吸苦,動悸,不明な体重増加,むくみなど)の明らかなもの

・心房細動以外の著しい不整脈

・訓練前すでに動悸・息切れのあるもの

②途中で訓練を中止する場合

・訓練中,中等度の呼吸困難・めまい・嘔気・胸部痛などが出現した場合

・訓練中,脈拍数140/分を超えた場合

・訓練中,頻脈性不整脈(脈拍数100以上/分)あるいは徐脈(脈拍数60未満/分)が出現した場合

・訓練中,収縮期血圧が40mmHg以上または拡張期血圧20mmHg以上上昇した場合

③訓練を一時中止し、回復を待って再開する場合

・脈拍数が運動前の30%を超えた場合

 ただし2分間の安静で10%以下に戻らない場合は,以後の訓練を中止するか,または極めて軽い訓練に切り替える

・脈拍数が120/分を超えた場合

・収縮期血圧が90mmHg以下に下がるが,めまい・嘔気がない場合

・SpO2が90%以下に下がった場合

・軽い動悸,息切れを訴えた場合